2009年1月21日水曜日

Yes, we can.


 出産後すぐの渡米で専業主婦。かつては夫よりも高いお給料をもらって働いていた私なのですが。

 1月20日はオバマ米国大統領の就任式。オバマ氏は"I have a dream."を最高の形で実現させました。妻であるミシェルさんは労働階級出身の黒人女性という典型的なマイノリティ。彼女は才媛だったことで人生を切り開いたモデルです。夫の選択による、自分の人生にファースト・レディの立場を予想したことがあったでしょうか。
 選挙運動中のコメントに、状況に流された自分の立場に戸惑いを見せています。彼女にも自分自身の夢を仕事や家庭に描いたものがあったのでしょうから。

 20/20というアメリカの番組でみたものの中に、仕事を持ったカップルで妻が夫の転勤についていくのかどうか、ということを社会問題だとして取り上げたことがあります。妻は自分の仕事に誇りを持ち、働いてきた間に培ったキャリアや人間関係をゼロにして、夫の赴任先で新しいスタートを切るのは勇気がいると。どうして夫(男性)の仕事が優先されなければいけないのか。妻の都合に合わせて夫が仕事を止めてもいいはずと、涙ながらの訴え。

 日本でも、男性の仕事が優先されるのでしょう。そのとき、仕事を持った女性や母親の選択肢がどれだけあるのか。その幅がたくさん用意された社会が望ましい。 ”Yes, we can."

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