2009年1月31日土曜日

grounded(グランデッド)


 辞書を引かないでくださいね。適当な日本語訳は出てないでしょうから。

 団塊の世代の男性の話。物心がつき始めた頃にした悪さに、罰として木にくくられたり押入れに入れられたりしたとか。「何をしてなぜ怒られたのか」というより、酷いことをされたとか怖かった記憶しか残っていないらしい。今の日本でこんなことすると児童虐待?罰という言葉もすでに死語でしょうか。

 アメリカで習った子どもの罰し方の一つがこのgrounded(グランデッド)。鳥は空を自由に飛ぶ動物ですが、羽をもがれると地上でしか動けない。この羽を取り上げられた状態を意味します。親が子どもを養育している権限内で、子どもの権利を一時期奪う罰し方。子どもが一番して欲しくないことを、子ども自身に選ばせて我慢させる(我が家では電話使用禁止、友人とのコミュニケーションを奪われるから死活問題)、なんとも合理的かつ効果的なこと。してしまったことは取り返しがつきませんから、何とか被害を最小限にと子どもも必死。あれこれ知恵を絞って交渉上手に。

 そういう目にあっても、また同じ間違いをするのが子ども。親も根気よく権利を行使。ニワトリが先か卵が先か・・・。


0 件のコメント: