2009年1月25日日曜日

ゆび1本


 ゆび1本で子どもを黙らせる。

 NTTと英語のコンテンツ作りをしていた頃の話。東京のA小学校にモデル校となってもらって公開授業実施。ワーク・ショップにいくつかの英語のゲームをやらせるうち、先生が何度「しずかに!」と叫んでも、子ども達のボルテージが上がって収拾がつかなくなること度々。先生はいつもこの「大声を出す」ストレスでへとへとだとか。

 英語教育についての研修で、ある教育委員会の方がアメリカの小学校を見学された時の話。グループ・ワークで騒がしくしていた子ども達が、突然、あっという間に先生に注目。それを見て感心ひとしきり。「あれにはどんな仕掛けが?」「先生が"人指し指"を高く上げたら、黙って子どもも指を上げて注目」という約束を交わしていて、気づいた子どもが連鎖反応的に行動するのでクラスが静かに。(それぞれの先生が独自のサインを持っています。)

 徒競走は「ヨーイ」でスタートラインに横一線、「ドン」でダッシュ。ルール一つで効を奏します。


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