2009年1月22日木曜日

次世代へ


 オバマ大統領の就任演説は、「次世代へ送るものを」と締めくくられています。

 1930年代に見舞われた経済恐慌の政府対策案として、「ニューディール政策」を世界史で習ったのは40年以上前。その一つはネバダ州のフーバーダムとして姿をとどめています。National Gyeography制作のダム建設の歴史を見ると、70年前のダム建設は近代工作機械がまったくない時代。ダイナマイト、太いロープ、かなづちとつるはしなどを使用する、人間の力による手作業です。

 資料の中に労働者の給与別リストがあり、一番高いのはダイナマイト技師、安いのがまかないで数倍の違いがありました。技能がもたらす代価の証明。今、世界を見舞う経済状況の中、教育と技術開発への投資が公約の一つとされ、それは次世代へ引き継いでいくべき物だと述べられています。

 戦後、アメリカから日本へ導入された新しい教育が、今、本家で見直されようとしています。2009年度の新指導要領が発表されましたが、日本はどのような方向へ進もうとしているのでしょう。


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